紀元前360年から340年の古代ギリシャコイン

紀元前360年から340年に古代ギリシャのロードス島で製造された「3/4ドラクマ銀貨」です(1ドラクマは4.3g、3/4ドラクマは3.2g)。表(おもて)面は太陽神ヘリオスの正面の肖像、裏面はロードス島(Rhodes)の象徴のバラ、バラの上にはギリシャ文字で「POΔION」(ロードスという意味)、右横には「A」の文字が描かれています。ヘリオスは毎日輝く輪戦車(太陽)に乗って東の空から西の空へと渡る太陽神として信仰されました。ロードス島はエーゲ海の南東、現在のトルコ側に位置します(8枚目の地図を参照)。ロードス島は英語でRose島と呼ばれ、バラは古代ギリシャ語でRhodonと言いロードス島の語源にもなっています。ロードス島には紀元前3世紀に世界の七不思議の一つ、全長34メートル、台座まで含めると約50メートルの「太陽神ヘリオスの巨像」が建造されていました(9枚目の写真を参照)。この太陽と薔薇と巨人の島のコインは以前からコレクションに一枚欲しいと思っていましたが、太陽神ヘリオスの異常に大きく長い鼻が気に入らず長い間ためらっていたところ、たまたま目鼻立ちの美しいこのコインを見つけ一目惚れして世界的なコイン専門ネットショップ「VCoins」のフランス・レドゥノンの店で即購入しました。1枚目の写真は購入したお店提供によるもので、2枚目から7枚目の写真が私の撮ったものです。こんな美しいヘリオスのコインは他にはそうは無いと思います(個人の感想です)。好みは人それぞれですが、ネットで同型のコインの正面の顔を比較して頂ければ、なるほどとご理解頂けると思います。正面の肖像のコイン製造は高度な技術を要するもので、現在の技術をもってしても難しいものです。サイズは直径15mm、3.31g (1円玉は20mm,1g)です。商品は写真のギリシャコインとプラスチックケースのみで他に付属品はありません。

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貿易銀　明治9年　27.23g 比重:10.287g #古銭　一圓銀貨